Amazon CloudFrontによるコンテンツ配信(超入門編)【cloudpack 大阪 BLOG】
所属している会社が、業界最安値のCloudFrontサービスを開始しました。
これを機に、改めてCloudFrontの使い方をおさらいしておきます。
はじめに
CloudFrontとは、コンテンツ配信向けのサービスです。
HTTP、HTTPSおよびRTMPプロトコルをサポートしています。
世界各地に散りばめられたエッジロケーションにアクセスするようコントロールされることで、低レンテンシーな配信が可能となっています。
今回は、webサーバー上の画像データを、CloudFrontから取得するように変えていきたいと思います。
以下のように、S3に配置した画像ファイルをCloudFront経由で表示させます。
検証は静的コンテンツなので、コンテンツもろともCloudFrontで配信したほうが早いのですが、敢えて画像ファイルだけとします。
s3に画像をアップロード
バケットを作って、画像ファイルをアップロードします。
マネジメントコンソールにて、s3にバケットを作成します。
作成したバケットのPropertiesからPermissionsを開き、バケットポリシーを設定します。
今回は取り敢えず、バケットポリシーにて全員に閲覧権限を付与します。
Bucket Policy Editorが開いて、json形式でポリシーを記載します。
下部のSample Bucket Policiesを参考に(今回はそのまま)以下で設定します。
{
"Version":"2012-10-17", "Statement":[ { "Sid":"AddPerm", "Effect":"Allow", "Principal": "*", "Action":["s3:GetObject"], "Resource":["arn:aws:s3:::examplebucket
/*"] } ] }
バケットに画像ファイルをアップロードしておきます。
CloudFrontから配信
いよいよCloudFrontの設定です。
CloudFrontでは、ディストリビューション単位で管理します。
ディストリビューションを作成します。
今回は画像ファイルの取り扱いなので、Webで開始します。
Origin Domain Nameを設定します。先程作ったs3バケットが表示されるので選択します。
取り敢えず、今回は他のパラメータはそのままで。
以上で作業完了です。
CloudFrontを活用することで、簡単に低レンテンシーな環境を利用することができます。
次回以降は、もう少し掘り下げてCloudFrontを使っていきます。